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現地ローカル社員を戦力にするために必要なこと

みなさんこんにちは。
今回は駐在員がマレーシアで仕事を進めていく上で不可欠な、ローカル社員との信頼関係の築き方です。

海外赴任では、1人で出来ることは日本の環境以上に限られますから。如何に周りを巻き込むか、自分自身を相手に認めてもらえるかが鍵になりますので、是非下記のサマリーに目を通してみてください。

細かいことを気にし過ぎない

海外に行けば、時間の感覚や考え方などが日本と異なり、スムーズにことが進まないことがあるのは当たり前。片目を瞑っても差し支えないことは、瞑ってしまいましょう。
以前にもお伝えしましたが、現地にはマレーシア時間が存在しますので、ある程度おおらかでないとマレーシアではやっていけません!
細かいことを気にしすぎるのは日本の悪い常識でもありますから、海外に出たらご自身の常識を疑うことからはじめてみてください!

謙虚

「わざわざ日本から来て働いている」ではなく、「マレーシアという国に住まわせてもらっている、働かせてもらっている」と考えること、これは大事です。
そもそも駐在員は自分で赴任したい地域・国に行けることはまず無いですよね。会社の辞令によって赴任地が決まるわけなので、仕方なく駐在員やってますという酷い拝も散見します。
私達は赴任すれば現地ローカル社員からしたら外人なので、外から来た人間がどうローカルを理解しようとするか、目線を合わせるか、というスタンスが大事です。

私の場合は基本的に毎日ランチを一緒に取っていました。屋台街で1食250円-300円位の食事です。食事のバラエティは豊富なので、10種類以上の麺類や中華系、マレーシア料理のビュフェなどが中心でした。これが結構病み付きになりました。
あとは外出先で顧客訪問が終了した夕方などには、現地のコーヒーショップで面会のレビューをしたり、仕事時間を終了にして、メンバーとの交流を計る時間も作っていました。

あと、繁忙期にはアシスタントの女性達にたまにスイーツの差し入れをして、意識的にオン・オフの時間を取ってもらうようにしてましたね。
一見すると大したことでは無さそうですが、こうした相手を慮る姿勢の積み重ね行為は、自分の想像以上に嬉しいものなんだよ、と彼らから直接聞かせてもらいました。
ローカル社員が日本から来た赴任者に認めてもらえた、と感じるようです。
これは私がローカルの彼らに受け入れてもらえたと言えるのですけどね。

日本人が優れていると思い込まない

自分は日本人だからというだけで仕事があって、ローカルの方よりも高い給与がもらえるとは思っていませんか?
そうだとしたら仲間の協力が得られなくなりますから、貴方の価値観を180度変えた方がいいですね。
マレーシアでは英語、中国語、マレー語の3ヶ国語以上を操れる人だけでなく、仕事ができる優秀な人もたくさんいますので、馬鹿にできません。
ローカルの人々にも敬意を払ってお仕事しましょう。

仕事の向き合い方を正しく捉える

今回一番重要な点です。
マレーシア人の仕事への向き合い方として、自分の仕事と他人の仕事はハッキリと分けて捉えています。
Aさんの仕事は商品を製造すること、Bさんの仕事はその商品を配達すること、Cさんの仕事はその商品を販売すること。このように、自分の仕事と他人の仕事を明確に分けているので、日系企業が日本式で従業員を教育しようとすると多くの場合、その壁にぶつかります。

例えば「新人は率先してゴミ捨て、トイレ掃除をする」などの日本的な考え方は理解されません。
そんなことを仕事として命令したら、翌日には出社せずに辞めてしまうことは良くある話です(笑)
彼らにとって「掃除は掃除係りの仕事で自分の仕事ではない」という基本的な考え方があるからです。

日系企業がマレーシア人を雇用する場合、仕事が早く合理的な考え方をする中華系に集中する傾向があります。
(マレーシアにはマレー系が優遇される政策上の法律がいくつもあるので、公務員のような公共の職場に限らず、現地民間企業でもマレー系が優遇される)
中華系は仕事で誰よりも早く結果を出して、自分のキャリアアップをはかりたい考えがありますし、転職(Job Hopping)は、日本とは異なりResumeのプラスになっていく労働市場の常識がありますので、この点は抑えましょう。そして、ハード(給与・福利厚生・通勤時間)と合わせてソフト(仕事に対する充実度、貢献度、特典の付与)を測る評価軸に重きを置いて仕事の評価軸設計をするのもポイントです。

更に付け加えると、自分のキャリアアップにしか興味の無い社員は時には肩を叩く必要もありますので、しっかりと心得ておきましょう。
私自身は幸い良いローカル社員に恵まれましたが、面接の際に明らかに自分のキャリアアップにしか興味がなさそうは候補者は、即刻不採用にしていました。

給与額を日本円とあまり比較しない

日本円で給与比較をしてしまってはお話になりません。
現地採用では「マレーシアで仕事をして生活をするための給与額」ということが大前提なので、当然のことながら日本円と同じレベルの給与は期待できません。
現在の目安ですと4年大卒で一般企業の初任給平均が3,500RM程度(9万円強)です。ここから彼らのキャリアがスタートしていきますので、現地基準として考えてみて下さい。言い換えれば現地の生活水準を理解することが不可欠なのです。(家賃、光熱費、食費、娯楽費、交通費、学費等々)

私はローカル社員の給与査定、昇給の決定もしていましたので、競合他社の水準や業界水準、お客様に話を聞くなどして、情報を整理していきました。
駐在員生活を基準にしていては意味がないですから、この点は自らが判断できる基準を作る上で現地の考え方を習得してみて下さい。

いかがでしたでしょうか。マレーシアに限らず赴任をする上での基本的な心構えは今後地球上のどこでも・誰とでも働く上で不可欠な要素ですので
是非皆さんの参考になれば嬉しいです。

ではまた次回!

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